いるティーじいじの思い出日記

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千鳥ヶ淵戦没者墓苑

仕事が早く終わり、天気も良かったので皇居周辺を歩く事にしました。

皇居周辺は、職場が近かったこともあり、よく歩いたり、ジョギングしたりしてました。

しかし、千鳥ヶ淵のあたりはあまり歩いた事がなかったので歩いてみる事にしました。

半蔵門桜田門あたりと違って、人通りもまばらです。

途中、千鳥ヶ淵戦没者墓苑の前を通りました。

色々な場面で名前はよく聞いていましたが、通ったのは初めてでしたので、

ちょっと見て行こうか。

ぐらいの思いで、入ってみることにしました。

苑内はかなり広く、とても静かでした。

案内板を見ながら歩いていると、苑内の中央にメインのお墓と思われるところに着きました。

献花用の菊の花が1本100円で置いてあったので、1本買い、献花し、手を合わせました。

合掌

今の日本があるのは、みなさんのおかげです。

安らかにお眠りに下さい。

合掌終わり

すでに10本程の献花がされてました。

私と同じ様なことを思い、献花されたのでしょうか。

菊の花は一本一本、どれもきれいでりっばでした。

お参りされる方の為に毎日用意されているんだな。と思いました。

苑内にあった記念碑と思われるものです。

苑内を歩いていて、思ったことがありました。

私が住んでいるところは田舎で、共同墓地がいくつかあります。その墓地の中でよく見かけるのが、

陸軍伍長○○之墓 

等、書かれたお墓です。

多分、太平洋戦争で召集され、二等兵で戦死して階級が上がってお墓が建てられたのでしょう。

しかし、このお墓の中に戦死された方のお骨が本当に納められているのでしょうか。

もしかして、家族には遺品等だけが帰ってきて、このお墓に納められているのではないか。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑には、約37万の無名戦没者が祀られているそうです。この戦死された陸軍伍長も、身元が分からず、ここに祀られているのでは。

などと、ご家族には大変失礼なことですけど、勝手に思ってしまいました。

太平洋戦争では、お国のため、家族のため、と言って召集され、地獄の様な戦禍の中で多くの方が、戦死されました。

以前、NHKインパール作戦の番組をやってました。ひと握りの上の人間の誤った考えで、多くの日本人が苦しんで死んでいきました。

亡くなられた兵士には、待っている家族がいたはずです。

誰も死にたくはありません。

それを、ひと握りの上の人間によって、死なざるを得なかった。

今のロシアが、ロシアのひと握りの上の人間の考えで、ロシア国民とウクライナに対して同じことを行なっている様な気がします。

戦争は早く終わって欲しい、そして、二度とやってはならない、と願うばかりです。

などと、普段あまり考えなかったことを、考えてしまいました。

最後に千鳥ヶ淵戦没者墓苑の説明が書かれたホームページの一部を載せます。

興味を持たれた方は、一度お参りされてはいかがでしょうか。

ちなみに、苑内では、誰一人会いませんでした💦